大麦若葉とケール、どっちの青汁がいいの?
代表的な青汁の原料である大麦若葉とケール。
どちらを使った青汁の方がいいのだろうか、と悩んでいる方は決して少なくないと思います。
そこでこの記事では、大麦若葉とケールの特徴についてそれぞれまとめました。
この記事の内容が青汁を選ぶ際の参考になれば幸いです。
大麦若葉の特徴
大麦若葉とは、特定の野菜の名前ではなく、大麦の若葉を摘んだものを指した名称です。
大麦そのものは中央アジア原産で、世界でもっとも古くから栽培されていた植物のひとつだそうです。
小麦に比べて気温が低かったり乾燥している地域でもよく育つのが特徴です。
そんな大麦の若葉で作った青汁を飲めば、過酷な環境でもしっかり育つ大麦のパワーを摂取できそうですね。
栄養素としては、主にカルシウム・鉄・カリウムのようなミネラル・ビタミンB1・ビタミンB2・葉酸といったビタミン、食物繊維などが含まれています。
特に鉄とビタミンB1・ビタミンB2は、ケールより大麦若葉の方に多く入っているようです。
それ以外にも不規則な生活から起こるトラブルや体のスッキリに実感があるというSOD酵素も含んでいるため、大人こそしっかり摂りたい野菜ですね。
味は苦みがなく、抹茶のような風味があると言われています。
そのため、大麦若葉を使った青汁はお茶のように比較的さらっと飲めてしまう傾向にあります。
ケールの特徴
ケールは地中海沿岸を原産とするアブラナ科アブラナ属の野菜です。
「リョクヨウカンラン」や「ハゴロモカンラン」という和名から分かるように、キャベツ(甘藍)の仲間ですね。
同じアブラナ属には他にもブロッコリーやカリフラワーがいます。
ケールは緑黄色野菜の王様とも言われており、その栄養価は非常に高いものとして評価されています。
特にビタミンではβ-カロテン・ビタミンC・ビタミンE、またマグネシウムの他、ルテイン・クロロフィルといったファイトケミカルも豊富に含んでいます。
何より緑黄色野菜にもかかわらず乳製品を凌駕するほどのカルシウムが含まれているのが大きな特徴です。
ケールにもSOD酵素が含まれているほか、ビタミンCとビタミンEもスッキリに役立ってくれるので、スッキリへの実感は大麦若葉よりケールが高いと言えるでしょう。
ビタミンが豊富なので、大人から子供まで積極的に摂りたい野菜です。
また、ゆったりをサポートするメラトニンが食べ物の中で一番多く入っているため、リフレッシュしたい人にもオススメできます。
ただ、味に独特の苦みがあるため、ケールを使った青汁はクセがあって飲みにくいことが多いです。
そのため、ケール中心の青汁は、添加物や甘味料を使って飲みやすいように工夫されていることがほとんどです。
大麦若葉とケール、どちらの青汁の方がいいの?
大麦若葉とケール、それぞれの特徴を見てきました。
それぞれ簡単にまとめるとこうなります。
大麦若葉
・ミネラルの中でも鉄分、またビタミンB1とビタミンB2が豊富。食物繊維もしっかり含まれている。
・大麦若葉の青汁は抹茶風味で、クセがなく飲みやすいことが多い。
ケール
・緑黄色野菜の王様の名前通り栄養価がとても高く、特にビタミンC・βカロテン・ビタミンEなどのビタミンや、カルシウムを多く含んでいる。
・ケールの青汁は、ケール特有の苦みがあって飲みにくいことが多い。
こう見ると、それぞれに長所と短所があることが分かりますね。
どんな青汁を探しているのかという目的に合わせてどちらかを勧めることはできますが、一概にどちらの方がいいと言い切ることは難しそうです。
特徴だけを抜き取れば、とにかく飲みやすい青汁が良ければ大麦若葉、ビタミンCやカルシウムが不足していると感じたらケールということになるでしょう。
もしくは、どちらがいいか決めきれないようなら、ケールと大麦若葉のどちらともを配合した、いいとこ取りの青汁を探してみるのもいいかもしれませんね。